不動産を売却する場合にネット上や紙面で広告をすることになります。購入希望者を募りお問い合わせの件数に応じて、その物件が売れる可能性も高くなります。
そういった意味では不動産売却に関してはキャッチコピーは非常に重要になってきます。
今回はそんな不動産売却における広告のキャッチコピーについて紹介していきます。
不動産売却におけるキャッチコピーの重要性
不動産売却に限らずですが、広告にとってはキャッチコピーというのは非常に重要です。キャッチコピーによってクリック数が変わりその中から問い合わせする人がいて、その中からご見学する人、その中から実際に購入する人が出てくるわけですから、最初のクリックする人が多ければ多いほどその物件を早く有利な条件で売却することができるということです。
そうなると不動産売却においてもキャッチコピーをどのような内容にするのか売却する売主も注意を払っておく必要があります。
競合物件のキャッチコピーを確認
不動産を売却する場合にネット上やチラシなどの広告を不動産業者にしてもらうのが普通です。そういったところにキャッチコピーというものがありますので、売主さんもこうして欲しいということがあれば積極的に不動産業者に相談すべきです。
ですが不動産のプロでも広告業関係者でもない一般の方である場合が多いですので、キャッチコピーが何が正解なのかまずわからないと思います。
そんな場合にまず最初にやって欲しいのは「競合物件のキャッチコピーを見てみる」ということです。
それが正解というわけではないでしょうが、ライバル物件のキャッチコピーを見ることによって、どのような広告をすべきなのかというのは分かり易いですし、違った角度からの内容にしようなどと作戦も立てることができます。
ですのでまず自分の物件のいいところとか、どんな人が見るのかなとか広告業をしている人が考えるようなことではなく、実際に今売られている似たような物件の広告に触れることでキャッチコピーのイメージを持っていただければと思います。
その物件の魅力の洗い出し
次にやっと広告について考えていきましょう。まずすべきなのはその物件の魅力の洗い出しです。
長く住んだりした物件を売却するという場合も多いと思います。「いいところは売主さんが一番よく知っている」ということも言えますが、逆に客観的にいいところを見ることができていない場合も多いです。
普段公共交通機関を使わずに暮らされていた方は意外と駅やバス停からの距離には考えが及ばなかったり、その場所でお子さんを育て上げられた経験を持つご家庭の場合は、他にもっと大きい魅力があるにも関わらず一番のメリットを小中学校までの距離と言われたり、多くの場合は経験に引っ張られた客観性に欠ける検討になりがちです。
そういったこともあり得ますので、一旦客観的な目でどんな魅力があるのかもう一度考えてみるのもいいでしょう。
ターゲットは誰か
不動産売却依頼をプロの不動産業者に依頼した一般の売主さんがそこまですべきかは微妙になってきますが、次に「ターゲットは誰か」ということを考えてみましょう。
どういった家族構成・年齢の人にぴったりの物件なのか考えてみましょう。
不動産業や広告業の人間からすると、さらに詳しく旦那さんはこんな所に勤めていて、奥さんはこんな感じで、どこで知り合って結婚して、趣味はこんな感じの人でというようなペルソナ設定をしますが、そこまではする必要はないと思います。
こういったターゲットは誰かというところの検討によって、キャッチコピーを定期的に変更したりする場合の参考にできます。
基本的に我々が考えますが、気になることがあればお気軽にご相談ください。我々も一般の方や所有者の方の意見が参考になる場合も多いですので。
不動産売却を依頼する不動産屋に相談を
基本的には売主さんがキャッチコピーなどを考えるわけではなく不動産業者が決めるわけですが、こうして欲しいというようなことは不動産業者の担当者に伝えて場合によっては変更してもらうこともできます。
基本的には不動産業者の担当者が考える
不動産売却におけるキャッチコピーは基本的には依頼した不動産業者の物件担当者や広告担当者が考えたりします。
そうなってくるとやはり不動産業者との協力体制は重要な要素にはなります。
売主さんの方でキャッチコピーをこうして欲しいという気持ちになった場合は担当者に相談してみて話を聞いてみましょう。不動産業者の方でも広告の意図というものがありますので、こういう理由でこのキャッチコピーになっていますというような理由を説明されるケースもあると思います。
本音はキャッチコピーなんか関係ない
しかし不動産業者からすると
映画とかじゃないから。不動産業でキャッチコピーで売れる売れないなんてそんな変わらんから。
というのが本音ではあります。
売れるか売れないかの主な要素は「金額」です。その物件に対して割高であれば売れません、「割安」であれば売れます。キャッチコピーでなんとかなるなら不動産業者としても何とかしたいです。
その次に出てくる要素はやはりお金の話で広告費です。どんなキャッチコピーが良くても自社HPなど見られることがそもそも少ない媒体に載せていても意味がありません。スーモやホームズなどの露出の多い媒体に載せる必要があります。ポータルサイトでも高い枠に載せると売れやすいですし、安い枠しか使ってもらえない不動産業者なら販売が滞る場合があります。
その次に「写真の綺麗さや写真の数」などの視覚情報系の要素があり、その次あたりにキャッチコピーがきます。
打ち合わせの9割キャッチコピーは問題あり
そういった事情もあり、キャッチコピーに関する売主さんからのご要望がめちゃくちゃ多いと不動産業者の担当者としては「そこじゃないよ」って雰囲気になります。
打ち合わせやお問い合わせの9割近くキャッチコピーの話とかになると不動産業者からも嫌われて良くないと思いますので、売主さんとしてもその辺に重きを置きすぎるのも良くないかと思います。
逆にいうと不動産業者としてもキャッチコピーにこだわりを持っている業者は少ないと思います。売主さんが変更してくださいと言っているのに頑なに変えようとしない不動産業者も、それはそれで避けた方がいい不動産業者になると思います。
まとめ:不動産売却とキャッチコピー
- 物件の良さを客観的に考えてキャッチコピーを考えよう
- 変更して欲しい場合は不動産業者に相談
- 売れるか売れないかでキャッチコピーの要素は薄い
YouTubeおるすま不動産売却チャンネルでは不動産売却に関するお役立ち情報を発信しています。もしよければチャンネル登録よろしくお願いします。
どんなことでもお気軽にLINEしてください。
コメント