不動産売却に不可欠な物件概要書とは?どんな事を記載する?

不動産売却の物件概要書について紹介します 売却の基礎知識

不動産を購入する場合に見学や物件同士を比較したいときなどにみる、「物件概要書」というものがあります。不動産を売却するときには今度は自分たちの物件に関する「物件概要書」を作り購入希望者に見てもらうことになります

おるすま内田
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普通は不動産業者がその会社のフォーマットで物件概要書を作ります。

今回はそんな不動産売却における物件概要書について紹介していきます。

不動産売却における物件概要書とは

YouTubeおるすまチャンネル「不動産売却の物件概要書」

不動産を購入するかたが実際に物件を見るときや検討しているときにどんなものを見るかというと物件概要書と呼ばれるものになります。

物件概要書とは何?

物件概要書とは物件の図面や間取りなどとともにその物件に関する基本情報、そして下にその不動産業者の連絡先や会社情報などが書かれているものになります。書面は作成する不動産業者によってフォーマットは変わってきますが、基本的には記載内容は各社同じです。

チラシなどとの違いでいうと、広告宣伝目的ではないため、過剰にフォントを目立つようにしたり、大きさを変えたりというような工夫はされない傾向にあります。検討されているお客様用に情報を整理するような形の書類が多くなります。

名前に関しては物件概要書などの他に「マイソク」と呼ぶ場合もあります。これは昭和44年から不動産業者の依頼を受けて不動産情報を記載した図面を他の不動産業者に配布する事業をされていた「毎日速報センター」さんの社名に由来しています。

関西ではあまり「マイソク」とは言わないです。物件概要書や物件資料などと言います

不動産会社が物件概要書を作成する

不動産売却でこの物件概要書を誰が作るかというと、媒介依頼を受けた不動産業者になります。

不動産業者にとっては売却依頼を受けるとまずこの物件概要書というものを作りいつお客さんから問い合わせがあって見学依頼を受けても大丈夫なように社内で情報を処理しておきます。

不動産売却を依頼した場合に不動産業者は基本的にはレインズの登録義務というものがあります。そちらを解説したページでも紹介しましたが、レインズには図面登録というものがあります。

レインズで自社だけでなく他社に対しても物件情報を共有し、他の会社で物件探しをしているお客さんにもその物件を紹介してもらえるようにします。

その場合にレインズに情報を入力していくだけではどんな物件か分かりませんので図面登録という形で物件概要書を登録し他業者が物件を紹介しやすくするのが普通です。

レインズにこの物件概要書的なものを図面登録しない不動産業者は「囲い込み気質」少し高めかもしれません

投資用物件の場合は概要書見て判断する

普通に居住用の不動産を購入しようと思っている方は、物件概要書の他に現地を見たり色々検討するため「物件概要書」だけ見て検討を深める方は少ないです。

ですが投資用物件を検討する場合は物件概要書だけでもある程度結論をが出るような検討までしてくれる可能性もあります。ですので投資用物件として購入される可能性がある場合は物件概要書というものをきちんと作っておくことが必要になります。

投資用物件の場合は違法建築などの場合は、資産価値の問題で敬遠する可能性もあります。そういった建蔽率や容積率のオーバーがないかなどはきちんと書いておく必要があります

物件概要書を作るには

不動産売却で物件概要書はどのように作るのでしょうか。

どんな情報を載せたらいいのか

物件概要書にはどんな情報を載せたらいいのかというと、

所在地・アクセス・土地面積・建物面積・価格・築年月日・都市計画地域・用途地域・地目・建蔽率・容積率・土地権利・建築確認番号・建物構造・階数・現況(空家・入居中)・入居時期・設備(公共下水・都市ガスなど)小中学校

などの情報を載せます。建物の場合は間取り図・区画図や物件写真などの画像も一緒に載せる場合が多いです。

基本的には不動産屋が作りますが、売主さんが作っても問題はありません。エクセルなどで自作される方もごく稀にいます。

不動産業者の物件概要書の作り方

不動産売却に関する物件概要書は基本的には不動産業者作ります。

どのように作るかというと先ほど出てきた、「マイソク」の名前の由来となった毎日速報センターの現在の社名である株式会社マイソクや、マイソクとも業務提携しているポータルサイトでお馴染みのアットホーム株式会社など、物件概要書を作るような不動産業者向けの業務支援サービスを提供している企業のサービスを使って物件概要書を作ります。

具体的にいうと、物件情報を入力した図面をアップロードしたりして物件登録をするとその物件の物件概要書がワンタッチで作成できたり、アットホームにそのまま広告として掲載できたりします。

大きな不動産業者によっては自社で作っている物件管理ソフトを用いて同じような事をする場合もあります。

おるすまは主にアットホームさんのサービスを使って物件概要書を作らせていただくことが多いです。

物件概要書を自作する昔ながらの企業も

そういったソフトなどを使わずにエクセルなど物件概要書を自作する不動産業者もまだまだあります

おるすま内田
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これに関してはだから「売れない」とかはないと思います。不動産営業マンは総じてパソコン弱いな。くらいの話になります

私が以前勤めていた会社は、手書きで物件概要書を作る不動産業者でした。その日の他業者の新物件の情報を集めてきて自社でも集客した時用にその日の当番の人が全て手書きで価格や面積を記載していました。正直まだまだ不動産営業の経験が浅い当時の私でも「これはアホや」と思っていました。

そんなローテクノロジーな方法で運営されている場合は少し気をつけたほうがいいかもしれませんが、物件概要書の良し悪しで不動産売却に関しては何も変わらないと思いますので、あまり気にしすぎる必要はないと思います。

まとめ:不動産売却おけるの物件概要書とは

  • 物件概要書に物件の情報を記載して購入検討者に見せる
  • 物件概要書の良し悪しではそんなに結果に差は出ない
  • アットホームさんなどのシステムで不動産業者は物件情報概要書を作る
  • 自作のところもあるので、味のある物件概要書の不動産屋も・・・

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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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