不動産一括査定後の断り方・鳴り止まぬ営業電話を止めるには。

不動産を売却するにあたって最近では無料一括査定サイトなどを利用して売却依頼をかける不動産業者に、たくさん査定依頼をかける人も多いです。

今回はそういった無料一括査定サイトを使って査定依頼をかけたけど、結局仕事の依頼をしない場合の断り方、鳴り止まない電話を止める方法を紹介していきます。

不動産一括査定すると営業電話が…

不動産無料一括査定サイトから査定依頼をかけると複数社から電話やメールでの連絡があります。基本的には不動産業者は電話します。ですので、査定依頼をかけた分と同じだけ不動産営業マンと電話で話をする前提で無料一括査定サイトは利用した方がいいです。

査定後依頼するのを断っていい？

この無料一括査定サイトを使っていくつかの不動産業者に問い合わせをして査定をしてもらった場合、時々これ売却の依頼をしないといけないんじゃって思っておられる方もいます。

ですがそんなことはありません。査定で現地に来てもらったり時には市役所や法務局に調査してもらったりしても媒介契約を結んで売却を依頼しなければならないということはありません。

査定後、査定額や査定額の根拠、営業マンの対応に「なんか違うな」って思った場合は断ってもらって全然大丈夫です。

そもそも査定自体も断っていい？

次に「そもそも査定自体をやっぱり断ってもいい？」というのもあります。

軽い気持ちでポチッと押してしまったら、思いの外の熱量でたくさんの不動産業者から連絡があって「ごめんなさい。そういうのではないです」というような時もあると思います。

そちらも全然断って大丈夫です。

問題は一括査定サイトにもある

この不動産業者とお客さんのすれ違いというのは、この無料一括査定サイトにおいては一定程度ある問題で、不動産業者は「家を売るつもりのお客さん」として対応するのですが、お客さんの方は「まだそこまでするつもりはなかった」というような状態になりがちです。

これは無料一括査定サイト側にも問題があり、このサイト運営者としては、

1. 色んな不動産売却の記事を書いて
2. そこに来た人の気持ちを盛り上げて
3. 無料一括査定ボタンを押させ
4. 押した人の個人情報を不動産業者に売る

というビジネス形態になっています。ですので、本当に売る気持ちが高いかどうかではなく、ボタンを押す人を増やしたり、欲を言えば1人の人にできるだけ多くの不動産業者に査定依頼させたいことになります。

そういった状況なので、比較的ライトな考えの人も一括査定を押しやすいような「簡単査定！」とか「60秒ですぐ査定依頼」などというような書き方になります。

こういった部分があるので「思いの外熱量の高いたくさんの不動産業者が連絡してきて片っ端から断らないといけない」というようなお客さんが生まれるわけです。

不動産会社への断り方

それではそんな無料一括査定で集まってきてしまった不動産会社を片っ端から断っていくコツを紹介していきます。

できるだけ早くお断りする

断る一番大切なポイントは早く断るということです。それは礼儀という部分もありますが、このシステムの課金体制による理由です。

断るというと「引き留められるのではないか」「相手が気分を害するのが嫌」というような理由で断るのを先延ばしにする方もいますが、この無料一括査定で集まってきた不動産業者には逆効果です。先延ばしにした方がしつこくなりますし、気分をより害されます。

それはなぜかという無料一括査定サイトは大体「１人査定依頼があったらいくら」というような形で不動産業者がサイト運営会社に支払うことになります。ですがその方が冷やかしだったり、売却する意思が全くない場合などは「期限を設けて」無課金にしてもらう手続きがあるのが普通です。

そうなると不動産業者はあなたの査定依頼についてお金を払うのを免除される可能性があっても、あなたが断りを遅らせたことによりそのチャンスを失う場合があるわけです。そうなってお金がかかることが確定すると不動産営業マンとしてもなんとか仕事に繋げないといけなくなり「しつこく」なりますし、断ったら断ったで「気分の悪い対応」してくる人も出てきます。

正直な理由でお断りする

そして２番目に重要なことは「正直な理由を言う」です。どんな理由でも不動産営業マンは仕事でやっているので傷つきやしません。むしろ皆さんよりも不動産売却を検討する人に相対した経験があるので、辻褄の合わない、正直じゃない理由を言うお客さんに対しては不快な気持ちになります。

例えば

• 他社に依頼することになったんで
• 色々考えたけど結局売るのを中止したんで
• 電話がかかりすぎて嫌になってます

などなどなんでも自分の気持ちに一番近いものでいいと思います。売却を中止したというような嘘は一番バレやすい嘘なので、最も気をつける必要がある断りフレーズです。後で売却をスタートしたら広告宣伝し始めると思うので、連絡先がバレてしまった不動産業者に「あの人嘘ついたな」って思われてトラブルになるくらいなら、正直にいった方がいいでしょう。

早く正直に断った後しつこかったらキレてよし

不動産営業をしていると、熱心としつこいは同じということもあり、「しつこく連絡してこないでください」と怒られるケースも正直いうとめちゃくちゃあります。

ただ納得いかないのは無料一括査定サイトで問い合わせておいて、一本目の連絡からちょっと怒っている人です。たくさんの業者から連絡があり煩雑でイライラされているのはわかりますが、流石にキレられるのは「まだ」違いますか？って思います。

という話です。その段階ではまだ「無料一括査定サイトの過剰に気軽に査定依頼させようとする仕組み」と「それに乗った自分の軽率さ」にキレてください。

ですが先述したような二つ

• できるだけ早く断る
• 正直な理由で断る

をした後にまだしつこかったら、その時はもうキレて大丈夫です。不動産業者にキレてください。

なかなか売れずに後日そこに依頼するかも

こういった話で、嘘をついたりして断ったり、多少揉めて断ったりしてあとになって後悔することも時々あるので注意が必要です。

それはなかなか自分の物件が売れずに依頼する不動産業者を変更したい場合です。不動産業者選びで一番大切なことは、ネット上特にスーモやホームズなどのポータルサイトの販売力ですが、

このような最初の方の出来事で不動産業者と喧嘩をしていたりすると、あとから依頼できる不動産業者の選択肢が狭くなってくるということもあります。

特にその揉めた不動産業者が有力な販売力の強い不動産業者だと後々分かってきた場合は、少し頼みづらいことになってしまいます。

もちろん会社には複数の不動産営業マンがいますし、不動産業者もビジネスとしてやっているので、多少揉めた話も一般の人よりは何も気にしていない場合がほとんどですが、やはり後に気持ちよく依頼する可能性も残しておくために、事を荒立てない必要はあります。

まとめ：無料一括査定後の断り方

• 無料一括査定サイトを利用するとめっちゃ営業電話くる
• 煩雑すぎるので数社査定自体を断るのもあり
• 断る方法は「早く」「正直に」断ること
• お客さんがキレていいラインも把握しておいてください

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