マンション売却時の引越し・いつから準備したらいいの？

マンション売却した後にいよいよお引越しとなりますが、

不動産売却後、引越しをして初めて全てが片付いたということになります。今回はそんなマンション売却時の引越しの注意点を紹介していきたいと思います。

マンション売却時の引越し

自分が住んでいるマンションを売却する場合には、最初に査定してもらったり、媒介契約を結んだり、買主が決まって売買契約があり、その後に引き渡しをする、その辺りに引越しをするために準備を進めないといけません。

ですが一般の方は頻繁にマンションを売却するわけではありませんので、いつどのタイミングで引越しの準備をしていったら良いのかわからない人も多いと思います。

マンション売却の流れを理解しよう

まずマンションの売却の流れを理解して引越しの準備をするタイミングを考えていきましょう。

不動産売却全般に言えることですが、不動産がいくらくらいで売れるのかという査定から始まります。売却活動をしている期間というのはあると思います。このタイミングで引越しの準備をする必要は特にありません。

引越しの準備をしないといけないのは、購入希望者が現れ買付申込書が送られてきたというあたりで、「もうそろそろ引越しの準備しないとな」と思っていただき、いよいよその方と売買契約が締結された後に「引越しの準備始めよう」という状態が一般的です。

売買契約後は売却者側と購入者側で住宅ローンの手続きなどが最低でも１ヶ月ほど必要になってきますので、その間に引越しの準備をしてしまうというのが一番多いと思います。

引越し準備の流れ

引越しについては１ヶ月ほどで全て完了するケースがほとんどだと思います。

１ヶ月前くらいには、引越し業者に連絡して見積もりを取ってもらったりする必要があります。複数者引越し業者を比べたい場合などには、その分早めにスタートする必要があります。自身で大型ゴミを処理したりする場合は、粗大ゴミの処理に予約が必要な自治体もありますので、早めに予約をしておくべきです。

引越し２週間前になると、引越しの準備と行政手続きなどをしておく必要があります。引越しまでの期間に使わないものについては荷造りを初めていきましょう。住所変更などに関しても行政手続きも必要なりますので、転居の届出などはこの時期に出しておきましょう。

引越しの１週間前になると、日常の荷物も含めて荷造りを完了させておく必要があります。

また住所変更の手続きもこの辺りからしておくと良いでしょう。クレジットカードや銀行や保険などの住所変更があります。引越し後でしかできなかったり、引越し後でも可のものも多いですが、手続きには書類が必要だったりする場合もありますので、何が要るのかどのような流れになるのか問い合わせていきましょう。

引越し当日には引越し作業と、ライフラインの閉栓・開栓作業をしましょう。

引き渡し猶予の特約があると

一般的なマンション売却の流れで行くと「売買契約締結」とともに本格的に引越しの準備を始めるわけですが、売却の契約には「引き渡し猶予の特約付き」の売買契約もあります。

これは住み替えなどの場合に使われるもので、不動産の売却の売買契約を締結し普通なら１ヶ月から２ヶ月ほどでお引き渡しになるケースが多いですが、売主の新居が手に入るまで引き渡しを待ってもらう条件で売買契約を締結する場合もあります。

これは新居を新築する場合などにその完成まで待ってもらう目的で特約をつける場合などもあります。そういった場合には当然引越しには猶予期間があります。

解除のリスクには注意が必要

マンションの売買契約は締結した。いよいよ引越しの準備を進めよう！というような話になり引越しの準備をどんどん進めたものの、肝心の売買契約が買主の事情で、ローン特約による解除や手付解除・違約解除になる場合もあります。

住宅ローン特約による解除の場合は、住宅ローンの審査状況によって不動産営業マンは「ほぼ100%このまま引き渡しまでいくお客さん」か「まだ不安の残っているお客さん」かを区別できます。不動産営業マンに準備をガンガン進めて良いのか聞いておきましょう。

手付解除や違約解除については、買主側から解除をすることによって、手付流しや違約金請求などのペナルティが発生しますので、売主としてはお金がもらえます。ですが用意した引越し作業が無駄になるのと再び購入希望者を探さないといけないという状態になります。

マンション売却時の引越し費用

マンションを売却した場合と一戸建てを売却した場合は基本的に同じ部分も多いですが、マンション特有の引越し事情もあります。

マンション売却時の引越し費用は割高？

マンションなどの集合住宅の引越し費用は、一戸建ての引越し費用よりも割高になるケースが多いと言われています。

金額だけの比較で言うと、一戸建ての方がマンションよりも広い場合が多く、必然的に室内にある物も多くなるため一戸建てからの引越し費用の方が上がる傾向にあります。

ですが引越し費用は作業時間によって金額を変えないといけません。マンションは各部屋から廊下を通って場合によってはエレベーターなどを利用して移動し外に置いてあるトラックまで運ぶ必要が出てきます。

そういった事情でマンションからの引越しは一戸建てからの引越し費用よりも割高な計算になっている可能性も高くなります。

引越しシーズンに引越しが被る

マンション売却ではなく賃貸ハイツでよく起きることですが、同じ集合住宅の別の部屋の人と引越し日時が被って引越し現場が混雑するということもあります。

転勤などの多い３月や９月は引越し業者の予約も取りづらいですし、現場で作業が重なってしまうということもありえます。

まとめ：マンション売却の引越し

• マンション売却の流れを知り引越し準備の始める時期を探ろう
• 売買契約締結まではとりあえず何もせずに？
• 引越しの準備を始めても解除のリスクはある
• マンションからの引越しは一戸建てより割高な場合がある

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