このマンションの専属担当があなたの不動産売却をお手伝いしますって奴

マンション専属担当者 マンション売却のコツ

マンションなどに入っている不動産業者の売却募集広告などをみると、「このマンションの専属担当〇〇がサポートします」というような文言を見ることがあります。

おるすま内田
おるすま内田

そのマンションの専属担当ってどういうこと?って思いますよね。

今回はそんなチラシに書かれている文言「このマンションの専属担当」について紹介していきたいと思います。

このマンションの専属担当っていうのはどうですか?

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分譲マンションを所有していると「このマンションの専属担当」と書かれた不動産売却募集チラシを見ることがあります。

不動産業者からすると違和感のある「?」な表現ではあります。

ただの割り振りで「専属担当」

「専属担当」とは?という話になりますが、多くの場合はその不動産業者の社内の「ただの割り振り」です。例えば地域に20棟の分譲マンションがあったとして、5人の営業マンがいたら1人4棟ずつ「専属担当」になるというようなシステムを想像してもらえれば大丈夫です。

おるすま内田
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太陽光発電の訪問販売営業で「この地域の担当になりました〇〇です」ってやってくるのと同じノリです。

その会社の社内で勝手に専属担当になっているだけですので、ほぼほぼ気にする必要はないと思います。

勝手に「専属担当になったんだな」っていう思いで暖かく見ていただければ幸いです。

マンション常駐している勢いの「専属担当」

ほぼほぼそんなことはないですが、「このマンションの専属担当です」ということで、

  • そのマンションに常駐してる勢いで担当している
  • 本当に「専属」で不動産業でそのマンション関連しか仕事してない

というようなことも「専属」という言葉からは想像できます。

ですが実際そんなことは現実的ではありません。1人の人がそのマンションにつきっきりというようなイメージですが、そんなことをしていたらマンションの方が数が多いですので営業マンが足りません。何よりそのマンション1棟だけで営業マンが安定して収入を得ていけるほど取引件数や取引金額があるマンションの方が世の中には少ないと思います。

おるすま内田
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こういった意味合いでは1人がつきっきりで担当する「専属」は普通はあり得ません。

ですが、そんな専属ではないにしても「もの凄く詳しい」ということはあり得ます。このマンション限定で働いている人ではないにしても、その営業マンの方のそのマンションでの取引実績を聞いてみるといいかもしれません。

マンションの専属担当になるのは大体若手なので、その営業マンは一件も売っていないというケースも多いです。

専属担当したら高く早く売れるのか

専属担当者は高く売ることができるのか

説明したように「このマンションの専属担当」っていったって大したことないのが普通ですが、そんなそのマンションについてなんでも知っている専属担当がいたとして、その人に依頼したら早く・高く売れるのかというところ考えていきます。

多分に屁理屈を含んでいますのでご注意ください。

マンション専属担当に依頼すると高く売れるのか

このマンションの専属担当というのに依頼すると「高く売ってくれる」ということについて考えると一つの矛盾があることがわかります。

例えばその専属担当の営業マンに貴方のマンションの一部屋の売却を依頼したとして、その方が相場より高く売ったとします。そうなるとそのマンションの相場が上がるわけです。次にまた別の人がそのマンションの一部屋を専属担当の営業マンに売却依頼すると、また高く売れるわけですから、また相場が上がってしまいます。

このように専属担当に売却を依頼すると高く売れるということにしてしまうと、その専属担当がいる限りそのマンションの価格がどんどん上がっていってしまうということになります。

おるすま内田
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逆にいうと本当の専属担当であれば相場より高くは売ろうとは思わないということです。

本当に専属になった場合には非常に難しい矛盾に営業マンは悩まされることになるでしょう。

ただの割り当てられた「専属」なので大丈夫なのですが…

自分のマンション専属?担当やった話

そんな「このマンション専属担当」というお話ですが、実は私も「このマンションのことなら世の中で1番知っているんじゃないかな」って思うほど一つのマンションに詳しくなっていた時期がありました

自分でもその分譲マンションに住んでいて、管理会社や管理人とも良好な人間関係を築いていましたし、自分が住んでいる部屋とは別に収益物件として他人に貸す用の部屋も持っていました。さらには当時勤めていた事務所の徒歩2分ほどの分譲マンションで、基本的には「見たい」と言われたらすぐにでも対応できるような状況のマンションでした。

個人的にそのマンションの売却募集や購入検討者の募集のために個人ブログまで作ってそのマンションでの取引実績は実際1番多かったです。

おるすま内田
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これくらいしたら「専属」って言ってもいいかもしれないですね(笑)

当時はそのマンションでのどんなことでも答えられる気がしていたので、実際の接客・営業活動もめちゃくちゃ安定していました。

ここまで行くと「このマンション専属担当」に依頼する価値はあるなと思いましたが、今は引越しして独立してそのエリアから離れてしまったので、当然もう最新情報にはついていけてないです。もう今はそのマンションについてもその辺にいる普通の不動産営業マンと同じレベルです。

おるすま内田
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今考えるとそこまで一つのマンションにこだわって仕事をする意味も全くありませんでした。

そう考えると「このマンションの専属担当」なんて人が存在している方がおかしいということで、そんなモノはチラシに書いているだけで存在しないという風に思っています

本当に売主の役に立てるレベルの「専属担当」はほぼほぼいないということだと思います

まとめ:このマンションの専属担当っていうのはどうですか?

  • 大体が会社内で割り振られた担当者なだけ
  • その営業マンの取引実績を確認するのが重要
  • 専属担当が高く売れるとすると、矛盾が生じる。
  • 実際一つのマンションに詳しくなるというのはすごい大変な作業

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おるすま内田
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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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