ペットがいるとマンション売却価格は下がるのか。対策や工夫は?

ペットを飼っていた中古マンションの売却価格は? マンション売却のコツ

中古マンションを販売する場合には、それまでどのような生活を送っていたかによって大きく部屋の状況というのは変わっていきます。

おるすま内田
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その中でも室内の状況が変わりやすいのが、ペットを飼っているかどうかというものです。

今回はそんなマンションでペットを飼っていることで売却価格が下がるのかというところを紹介していきたいと思います。

ペットを飼っているマンションの売却額が低下する要因

YouTubeおるすまチャンネル「ペット飼ってたマンショn」

しばしばペットを飼っていたらマンションの売却価格は低くなると言われますが、ペットを飼っていたら売却価格や査定価格が下がるわけではありません。当然ですがそれによる物件の状態の悪化によって売却価格が変わります。

ひっかき傷などの損傷

ペットを飼っているとどうしても室内が傷つく傾向にはあります。一般的に飼育される猫や犬などの動物には爪があります。猫に関しては爪を研ぐ修正もあります。

ペットのしつけや日々の管理によって傷を最小限に抑えることもできますが、長期的に飼っていると多くの傷がついている場合も多いです。

ペットを飼っていないければそのまま使うことができたような部分もリフォームで直す必要がある物件になってしまうとやはりその分売却価格は下がってしまいます。

クロスなどの傷は元々貼り替える方も多いので多少傷があっても気にする必要はないですが、床や建具の傷汚れは査定価格の売却価格の低下を招きやすいです

特有の匂いやアレルギー

犬や猫には特有の匂いがあります。当然日常的にその部屋でペットが暮らしているわけですから、クロスやその下のボード、建具やフローリング材など各所に匂いが染み付いている状態にはなってしまいます。

おるすま内田
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普段生活している売主は気づきにくいのですが、購入希望者や不動産営業マンにとっては凄い気になったりします。

すでに空室で匂いの付きやすい家具やカーテンなどを撤去することによって改善する場合もありますが、やはりクロスについている匂いもあります。

匂いがついているものを撤去交換すれば基本的には解決するようなことですが、やはり購入希望者からすると「買って工事してもまだ匂ったらどうしよう」という不安もあります

特に匂いだけでなくアレルギー症状のある購入希望者にとっては目に見えない物質まできちんと対策できるかは不透明と感じる部分も多いですので、購入希望者が減ってしまうという部分があり、売却価格の低下を招く可能性があります。

次のイメージの話にも繋がりますが、改善していると我々が思っても、以前の状態を体験していると匂う気がする」という感覚になる方もいて困った経験もあります

悪いイメージを与える

アレルギーをお持ちの方はそもそもペットを飼っていたということだけで敬遠する場合もあります。アレルギー症状が出るかどうかというところもありますし、イメージで避けるという部分もあります。

おるすま内田
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医学的なことはわからないですが、ここに過去いたことをイメージしただけで目が痒くなるという猫アレルギーのお客さんがいました。

さらにはきちんと管理されているご家庭ではあまり心配ないことですが、ダニやノミがいるのではないかというイメージで購入を避ける人もいます。そういった実際はそれほど心配する必要がなくてもイメージで敬遠されて売却価格が低下する可能性もあります。

ペットを飼っていても売却額を下げない工夫

マンション売却のペットの影響は?

中古マンションを購入する方は、そこでペットが飼われていてもいなくても、表層的なリフォームをかけることも多いため、結局多少各所が傷ついていても価格に大きな変化がないということも言えます

床や建具・クロスを修繕する

ペットを飼育されていたマンションの場合は基本的にはクロスは貼り替えすることになります。そのままで住み始めるケースの方が少ない印象にあります。そう言った意味では売却活動をする前にお金をかけて貼り替えをするのも一つの方法です。

同じように床や建具についても「普通に考えてこのまま住む人はいないだろう」というようなレベルなら全て綺麗にしてから購入希望者の方に見てもらうのも選択肢の一つです。

後で解説しますが、リフォーム工事をやりすぎるのも良くありません。工事費用がかさみ結局損をすることになります

匂い対策は徹底的に

ペットを飼っているマンション売却のネガティブイメージの最大の要素がやはり「匂い」です。傷についてはリフォーム工事でなんとかなるという想像がつきやすいので、あまりにひどい状態でない限りは気に入っている物件の購入を見送るような感情にはなりづらいです。

ですが匂いは、先ほども言ったように「改善するのか不安」という考えになる方も多いですし、直感的な嫌悪感を抱く方も多いです。

そういった意味では多少の傷があっても気にせず、匂いを改善するというのが大切になります。

個人でなんとかできるレベルでない場合は専門のハウスクリーニング業者に依頼し、消臭剤散布・オゾン脱臭などの消臭施工であったり、匂いがついている部材を特定し全て撤去してもらうなど根本的な解決を図ることも検討しましょう。

大規模になりすぎる場合は敢えてそのままで売る

しかし、中古の不動産物件の売却戦略の基本は「そのまま売る」ということを忘れてはいけません。大規模なリフォーム工事を施してもそのかかった費用分だけ高く売れるという可能性は少ないです。特に大規模な修繕になればなるほどその傾向は高くなります。

中古マンションを購入する方の中には、自分好みにリフォーム・リノベーション工事をすることができるというメリットを求めて購入する方も多いですので、売主側でするリフォーム工事が邪魔になる可能性もあります。

また何も手をかけずに売ることによって売主にとっても最低限のコストで売却をすることができ、リフォームして再販売する買取業者に売るという選択肢も選べる可能性もあります。

基本的には過剰なリフォームは避けた方がいいでしょう。購入希望者に工事内容を委ね低価格で売却した方が基本的には喜ばれます。

まとめ:ペットを飼っているとマンションの売却価格は?

  • ペットを飼っていると少し売却価格が下がる状態の場合が多い
  • 傷についてはリフォームでなんとかできる
  • 匂いやアレルギー・悪いイメージは意外と払拭しづらい
  • しかし大規模な工事は売主側では避けた方がいい

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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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