【まずこれからスタート】不動産を売却する時にまず何をするのか。

不動産売却でまずすること 売却の基礎知識

不動産の売却を考えるときにまず何から始めるでしょうか?不動産屋に相談・査定依頼をする。という方も多いかもしれません。しかしここが大きな間違いです。

松田 由香
松田 由香

私は不動産屋なので…「まず査定!」でも良いんですが。皆さんのことを思うと…

まず査定という感じで、何もわからないまま不動産業者に突撃すると、間違いなく不動産業者のペースで話が進んでしまいます。不動産売却の成功の鍵は「予習」です。

不動産売却まず何をするの?

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不動産を売却したいときに不動産業者に電話する前にやっておいた方がいいことを紹介していきます。

まず最初に流れを説明すると、

  1. まずなぜ売るのか考える
  2. 売る時期について考える
  3. 買取か仲介か。取引態様について考える
  4. 相場を調べる
  5. そして不動産業者に連絡する

この5ステップを踏みましょう。

少し面倒かもしれませんが最初が大切。不動産業者に突撃するよりは売却がうまくいく可能性が高いです。

1:なぜ売るのか考える

まずなぜ持っている不動産を売るのか考えてみましょう。考えるまでもなく「もう必要ないから」というお答えが多いと思います。

ですがもう必要ないということでも、売却までする必要があるのかは考えてみるべきです。

売却するよりも賃貸に出して賃料を得た方が得ができるという場合もあります。また将来的にもう一度必要になることはないのか、身近な人間に売却できたり、貸し出せたりすることはないのかなども考えてみるのもいいでしょう。

そういったところで不動産業者に依頼するにしても、どんな不動産業者に依頼すべきなのかが変わってくる場合もあります。

意外と「売らなくてもいいのでは?」という売却依頼もあります。

2:売る時期について考える

次に売る時期について考える必要があります。例えば

お金を必要としていたり、住み替えなどの理由で「この日までには売却しないといけない」という事情はないでしょうか。

そういった現実的な期限がないとしても、「○カ月くらいでは片付けたいな」などというイメージを持っている方も多いと思います。ご家族がいる場合は、こういった期間についても話をしておく必要があります。

1の売却理由についてはあまりご家族で考え方が違う事も少ないですが、期間や時期についてはご夫婦でも感覚が違う場合もあります。そういった認識のずれは販売活動をしているときに問題となる場合もあるので、軽くでもいいのでお話ししておくことをおすすめします。

出来るだけ高く売りたい奥さんと実は早く片付けないといけない理由があったご主人の、ご夫婦で方針をめぐり喧嘩が起きた事もあります。

3:買取か仲介か。取引態様について考える

売却の期間が決まれば次に買取か仲介かを決めましょう。

早く不動産を売却しないといけない場合は、不動産業者に買取を依頼することがおすすめです。即金買取という不動産業者の広告を見たことがある方も多いと思いますが、1週間足らずで不動産を現金化できてしまいます。

その代わり買取は市場価格よりも安い価格での取引になるのが普通です。高く売りたいのであれば仲介を選択しましょう。

仲介は不動産業者に販売を依頼し、一般の方中心にその不動産の購入者を探してもらうということです。時間はかかりますが、できるだけ高く売りたい方にはこちらがおすすめです。

もちろん3カ月間は仲介で販売してみて、売れなければ買取してもらうという作戦でも大丈夫です。

やはりおすすめは仲介でできるだけ高く売却する方法がいいと思います

4:相場を調べる

次に相場を調べることが必要です。基本的にはスーモやホームズといったポータルサイトで今販売されている物件を検索してみてください。

不動産には築年数や建物の仕様や土地の間口の広さ、道の広さなどさまざまな要素がありますが、難しければ、

  • 同じエリア
  • 土地・建物の面積

の2つを基準に自分の売却したい不動産に近いものを見てみるといいと思います。あまりにも物件数が少ない場合はエリアを広げてみて参考にできる物件数を増やしてみてください。

ただ基本的には売り出し価格というのは、「売れる価格」の少し高めで設定されているのが普通です。物件を気に入ってもらっても値段交渉などで値下げして売却するケースも多いですので、スーモなどに載っている価格で売れると考えるのは危険です。掲載価格の1割ほど安めで売れるのかもな、というイメージを持っておくといいかもしれません。

相場を見てみるといっても相場感を完全に理解するのは困難です。今売ってる物件を知った状態で不動産業者に連絡するという程度でも大丈夫です

5:不動産業者に連絡する

そして最後にいよいよ不動産業者に連絡していきましょう。

最近は不動産売却の一括見積もりサイトなどもあるので、複数社に問い合わせをする前提の場合はそういったものを利用してもいいでしょう。

基本的にはそこで依頼するかどうかに関わらず、複数の業者の査定を受けてみるのがいいと思います。複数の業者の査定を受けその中から数社良さそうな不動産業者に一般媒介契約で依頼するのもいいですし、その中から1社信用できると思ったところに専任媒介契約で依頼するのOKです。

まとめ:不動産売却で問い合わせの前にすること

  1. まずなぜ売るのか考える
  2. 売る時期について考える
  3. 買取か仲介か。取引態様について考える
  4. 相場を調べる

考えなくても当然こうでしょ。って思う項目もあるかもれないですが、今一度考えてみると意外と「あれ?これどうやっけ?」という事もあると思います。家族で意見が違う事もあると思うので、そういった考えを不動産業者に連絡する前にまとめておく必要があります。

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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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