【弱点】大手不動産業者に不動産売却を依頼する場合の注意点。大手に専任はもう古い

大手不動産業者に頼むと待つ 売却の基礎知識

不動産売却を依頼する場合に駅前の大手の不動産業者に相談に行こうという方も結構多いと思います。

おるすま内田
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不動産売却はやはり有名なところに依頼したいですから。

そんな大手不動産業者に不動産売却を依頼する場合の注意点を紹介していきます。

【弱点】大手不動産業者に不動産売却を依頼する場合の注意点

YouTubeおるすま不動産売却「大手不動産業者に不動産売却する時の注意点」

実際に不動産売却活動をしていて大手不動産業者の販売方法というのを見ていて思うことは、

  • とにかく「待つ」
  • 価格変更をしてもらう
  • 変わったことはしない

というようなことを感じます。価格変更をしてもらうというのは非常に重要なことではあったりしますが、大手不動産業者の販売活動を見ていると、その前にこういう取り組みで販売活動したりしないのかな?と思うことが多々あります。

レインズとスーモとアットホームに載せて、一旦仕事は終わり的な…。

とにかく「待ち」の姿勢

大手不動産業者に頼むととにかく「待つ」ケースが非常に多くなります。これは販売している物件の数がそもそも多いということも言えます。

今月何件か売らないといけないという状況でも、「5件中どれかを売らないといけない」のと「20件中どれか売らないといけない」では全然話が違います。

おるすま内田
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どうにかして売れる確率をあげようと思う強度も変わります。

大手不動産業者は常に売却物件を多く抱えている場合が多いですので、無理にめんどくさい方法を取らなくても「待つ」ことができるわけです。

売れないとどうするかというと売主に「価格変更を提案する」という流れになります。たくさんの物件を預かっていれば「今月値段を下げるタイミングの物件」というのも増えますので、今月何かが売れる確率も高くなるわけです。

そうなると貴方が大手不動産業者にお任せした物件は、今月はネットに載せた状態で「待ってみる」なのか「もうそろそろ値段下げるように頼む」のどちらかの物件になるだけで、大手以外の不動産業者に依頼していたらやってもらえたかもしれない営業努力をやってもらえていない可能性があるということです。

また後でも解説しますが、預かった物件を売ることより、預かる物件を増やすことに必死ということとも言えます。

それでも経営できるのは圧倒的物件収集力

普通そんなことをしていると、なかなか売れないですし、売主さんも価格を下げるのに抵抗はあるわけですから、売れない物件がたくさん残り経営も苦しくなるわけですが、大手不動産業者が全然問題なく運営できるのは圧倒的物件収集力にあります

大手の安心感というものはありますので、資産を持たれている人に信頼も厚いという部分も確かにあります。大手のネームバリューは不動産売却の依頼を集めるのには最も重要な要素とも言えます。

また不動産営業マン自体も「預かった物件を売却する活動」ではなく「物件を預かる活動」に注力しています。現に大手不動産業者と中小の不動産業者を比較すると、売却依頼を受ける「媒介契約」を結んだことに対する評価は、中小不動産業者より大手不動産業者の方が高い傾向にあります。

おるすま内田
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私も中小不動産業者出身ですが、媒介契約を取ってきても全然評価されず、その物件売らなそんな契約しても意味ないってくらいの雰囲気でした。

そういった感じで、預かったら待つだけ、待ってる間、担当者は何をしているかというと他の売却依頼を受けようと必死に活動しているというのが大手不動産業者の実情と言えます。

物件がたくさん集まっているところに依頼したいのであれば大手不動産業者に依頼すればイイですが、自分の物件を必死に売って欲しいというのであれば大手不動産業者に依頼するのは避けた方がいいでしょう。

営業なんで「頑張ってるアピール」は上手いのでそうは見えないところが厄介でもあります。

昔は大手不動産業者に依頼するメリットは大きかった

大手不動産業者には物件がたくさん集まってくるということを解説させていただきましたが、一昔前なら「物件が集まっている不動産業者に依頼したい」ということもあり得ました

なぜなら売却物件が集まるということは、不動産を購入したいお客さんもそこに集まるということが言えたからです。これは何故かというと、不動産をどのように探すかというと

  • 店に相談しに行く
  • 新聞折込チラシを見る

というような方法しかなかったからです。この時代なら確かに物件が集まっている不動産業者に購入したいお客さんも集まるので、売却物件が集まる不動産業者に売却依頼するのが合理的でした。

おるすま内田
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たとえ売却努力をせず「待つ」としても。

しかし時代は変わり今不動産を探す方法というと、スーモやホームズ・アットホームを見るという方法に変わりました。大手不動産業者ではなく、ネット上の「ポータルサイト」と呼ばれるものに各業者の物件情報が「集まる」というスタイルに変わったわけです

この変化で「物件情報が集まる」大手不動産業者に売却依頼をするという必要性がなくなりました。

おるすま内田
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ポータルサイトに網羅的に掲載されるかどうかが重要になったわけです。

こうなると、売却を依頼してもそのあとは別の物件を売却依頼してもらおうと必死に活動しているだけで、売るための努力はあまりしてくれないというだけ状態で、昔のように購入検討者が集まっているわけではないというのが大手不動産業者になっています。

必死に自分の物件を売ってくれる不動産営業マンに担当して欲しいのであれば大手不動産業者は避けた方がいいかもしれません

購入者を見つけてきたりその営業をするのは中小の不動産業者の方が能力や熱量が高い場合が多いです。

大手不動産業者に頼むメリットもある

そうは言っても大手不動産業者に頼むというのは確かにメリットもあります。

個人的には大手不動産業者は不動産営業マンのハズレがない印象があります

中小の不動産業者はトップセールスマンが大手の給料体系に納得いかずに独立したり所属したりしている超スーパー営業マンに当たるか、教育がなされていない一般人と同レベルの営業マンに当たるかの当たり外れが多い印象があります。

それに対して大手の不動産営業マン、多少この子やる気ないなというような営業マンもいますが、きちんと教育は受けていて最低限のことはできる人が多いですし、できない感じの人にも上司のサポートがあります。

少しでも高く売りたいというような、努力が必要となるような不動産売却は待っていては成功しません。そういったところが大手に依頼する場合の注意点になります。

まとめ:大手不動産業者に不動産売却を依頼する場合の注意点

大手不動産業者の仕事は「売却物件を集めること」
売却依頼を受けた不動産を売る努力はしてくれてる?
昔は物件が集まる不動産業者に依頼するメリットは高かった。
今はお客さんが大手不動産業者ではなくポータルサイトに集まる時代

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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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