不動産の売却を検討してるときに「これって売るべきなのかな?」って思うこともあると思います。
不動産を売却した方がいい方というのはいます。
今回はそんな自分の不動産を売るべきなのかというところについて考え方を紹介していきたいと思います。
不動産を売却した方がいい人は?
不動産を売却した方が良い人とそうでない人というのは二つの要素があります。
- 売った方が得かどうか
- 感情的もしくは個人的な事情でに売った方がいいかどうか
というようなところです。売った方が得かどうかは不動産業者と一緒に検討すればある程度は答えが出ます。ですが感情面や個人的事情の話になるとやはり不動産の所有者さんが最終的には決断しないといけない部分になります。
使っていない空き家を持っているなら
不動産を売却した方が良いかどうかは基本的には、「空き家なら売却した方がいい」という話になります。空き家であれば何も使っていないので得はありません。それに対して維持費もかかりますし、建物は古くなり価値は下がりますし、毎年固定資産税などの税金もかかります。
そう言った使っていない不動産を持っている場合にはやはり不動産売却を基本に考えるべきでしょう。
その他にも費用と利益を比較することにより売却すべきかどうか考えるのが普通です。
現実のお金の話と感情や事情の話
空き家なら売却した方が良いというような話は現実的なお金の話です。ですがその他にもその不動産所有者の個人的な事情や感情の話もあると思います。この話は答えの出ない部分も多くなります。
例えば空き家でも「長男の〇〇が仕事の関係もあるけど、こっちに戻ってくる可能性もあるので」というような話はよく聞く内容です。
この類は息子が古い実家に再入居もしくは壊して新築建築するより、気に入った不動産を買ったり借りたりする方が合理的な場合が多いですが。。。
ややこしいのは感情の問題がある時です。売った方が良い理由というより売らないといけない理由が山ほどあるのに「先祖からの土地やから」というような感じで売るのを躊躇する方も多いです。
感情の部分はなかなか我々不動産業者と話しても答えは出ないので、やはりご自身で考えていただく必要があります。
将来価値が上がる?何年までには売れ?という謎の話
①現実の損得の話と②個人的な事情や感情の話に分けて説明させてもらいましたが、①の部分にも我々不動産業者でもはっきりと言えないエリアがあります。それは「将来予測」に関する部分です。
この類の話は全部よくわからない話です。時には断定的な表現をされる方もいますが、そんなことわからないとしか言いようがないです。
- 地方の土地を持っていても価格は下がるだけ
- 都心部の不動産価値は下がらない。
- カジノができるから値段が上がる
- 東京オリンピックまでに売るべき
- アベノミクスがなんとかだ・・・
というようなお話を聞いたことがあるかもしれませんが、そんなことは正解がないので不動産関係者がポジションによって言ってるだけの話です。当たっていなかったと証明されてしまった内容も多々あります。
投資目的で持たれている方はそう言った検討をしっかりとする必要がありますが、一般的にはその不動産を自分で住んだりするために使う目的で買う方が多いと思います。当たっているかどうかよくわからない話ですし、検討する必要性はそれほど高くない方も多いと思います。
不動産売却のメリット
不動産を売却するかどうかについては①将来予測を考え過ぎない損得勘定をして②個人的事情や感情面について考えていただいて決めるということですが、改めて不動産売却するときのメリットとを紹介していきます。
現金化することができる
不動産売却の何よりのメリットは現金化できるということです。
住宅ローンの融資を受けて購入している場合はその返済に充てたり、新しくまた家を購入したい場合はその購入資金に充てることができます。
また不動産の売却によって加入していた火災保険の解約返戻金などもあります。昔に加入したものの場合いまでは加入できない期間の長い35年の火災保険などもありますので、解約返戻金でも数十万ある場合もあります。
そう言った形で現金が手に入るというのが一番のメリットになります。
税負担が減る
次に税負担が減るということがあります。日本には固定資産税というものがあり、不動産を所有しているだけで税金の負担が発生します。
お金を儲けた場合には所得税などの課税がありますが、「お金を持っている」だけでは税金は発生してこない仕組みになっていますので、現金化することにより今までかかってきた固定資産税や都市計画税などの負担がなくなることになります
維持費がかからなくなる
次に不動産の維持費がかからなくなります。
不動産、特に建物を所有している場合は維持費がかかります。経年劣化によって建物は古くなり雨漏りがしたり、シロアリの被害や、傾きなども出てくる場合があります。そういったことを避けるために現象が起こってくる前にこまめに手入れをしておく必要も出てくるのが不動産の所有というものです。
マンションを所有している場合は自分でやる必要はありませんが、管理費や修繕積立金の負担などがあります。
そういったランニングコストがかからなくなるというのが不動産売却のメリットです。
不動産売却のデメリット
不動産を売却するにはデメリットもあります。
売却するのは費用がかかる
不動産を売却するには費用が必要です。不動産業者に支払う仲介手数料をはじめとして、司法書士に登記を手続きをしてもらうための登記費用や、契約書に貼る印紙代などの費用がかかるため、お金を得るために売却しているのに、かかる費用というものもあります。
時には不動産の価値が低かったりする場合には、売却にかかる費用の方が高くなり、お金の持ち出しがある取引もあります。
売却するのに手間がかかる
さらには不動産売却には手間がかかります。不動産仲介業者が全ての手続きをしてくれますが、不動産営業マンと日常にあまりない話をすること自体大変です。
さらに話が進んでいって契約やお引き渡しなどになると、不動産業者の事務所や金融機関などに行かないといけません。現地の状態を変更するのが売却の条件などになっている場合には、そういった工事などの打ち合わせもしないといけません。
そして売却を決断したり、価格交渉が入った場合にはどうしようか決めたり、検討者が少なくて悩んだり、価格を変更すべきか迷ったりと、精神的な負担も大いにあります。
まとめ:不動産売却すべき人はどんな人?
- まず現実的な損得で計算してみよう。空き家があれば大体売った方がいい
- 次に感情や個人の事情などを考えてみて
- 将来的に不動産価格が上下することはそれほど考え過ぎない
- メリットとデメリットについて検討してみてください
YouTubeおるすま不動産売却チャンネルでは不動産売却に関するお役立ち情報を発信しています。もしよければチャンネル登録よろしくお願いします。
どんなことでもお気軽にLINEしてください。
コメント