不動産の所有権移転登記は自分でできるの?司法書士費用の節約術

不動産の所有権移転登記を自分でするにはどうすれば良いのか 不動産売却の裏話

不動産を売却するときに所有権の移転登記というものが必要になります。この所有権移転登記は司法書士に依頼してやってもらうというのが普通です。

おるすま内田
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ですが時には「自分でやって司法書士費用を浮かせたい」という人もいます。

今回はそんな所有権移転登記を自分でする場合のお話をしていきたいと思います。

所有権移転登記を自分でしていいの?

YouTubeおるすま不動産売却チャンネル「所有権移転登記」

まず所有権移転登記って自分でしていいの?というところから解説していきます

申請できるのは本人と司法書士

登記の申請ができるのは、本人もしくは司法書士が代理で行うことができます。つまりは売買する当事者であれば本人が登記申請するということはできます

逆にいうと本人以外の人が、どれだけ登記申請に詳しくても代理して行うことは法律違反になります。

おるすま内田
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法務局に行ってもらったら注意喚起のポスターが貼ってあると思います。

どんなに登記手続きに詳しくても代わりに登記申請書類を作ってあげるということもしてはいけません。

複雑な申請は司法書士に依頼が基本

不動産を売却するのも初めてという方も多いのに登記について経験豊富なはずはないと思います。かつ不動産の所有権移転をしようと思う時には物件や状況によっては他の登記申請も必要であったりして手間取ることも多いと思います。

ですので基本的には司法書士に依頼してするものと考えていただければと思います。司法書士の報酬は一件につき十数万円からかかってくる場合も多いですが、取引を安全に円滑に進められると考えると比較的高くないという考え方もできます。

不動産の所有権移転登記は自分でする方法

不動産の所有権移転登記を自分でするにはどうすれば良いのか

それでも自分で所有権移転登記を申請したいんですっていう人は結構いるものです。ここからはどうやったら所有権移転登記ができるのか紹介していきます

自分で所有権移転登記できるパターン

どうしても自分でする場合は簡単な登記申請に限って挑戦してみるのもありかもしれません。所有権移転登記でも購入する側が住宅ローンで購入する場合は、金融機関が本人申請の登記を許してくれないケースも多いですのでそういった場合はできません。

所有権移転登記の中でも、相手が現金で購入するようなパターンのみ自分で所有権移転登記に挑戦できるという風に考えておいてもいいでしょう

具体的にはどうするのか

まず法務局の不動産登記申請様式についてのページを見ます。そちらに申請の内容ごとの様式と記載例が書いてありますので、それを参考に作っていきます。

おるすま内田
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今まで5回くらい自分で所有権移転登記をしたことがありますが、何回やっても難しいです。

簡単な登記申請書もまあまあ難しいというのが現実でしょう。普通の売買における所有権移転登記を売主である自分がするとしても、

  • 登記申請書(法務局のHPから取り内容を埋めていって作成)
  • 登記原因証明情報(同上)
  • 相手方が来ない場合は代理権限証明情報(同上)
  • 売主の印鑑証明書
  • 住所証明書(買主の住民票)
  • 登記識別情報通知書(売主が持っている)
  • 登録免許税

を用意する必要があります。上の3つの書類を自力で作るというのが自分で所有権移転登記をするということのメインの仕事になります。

申請書を作るためには不動産の登記簿謄本や評価証明書が必要になるので用意する必要があります

所有権移転登記申請書類で難しいところ

何度か所有権移転登記を自分でやっていて毎回難しいところが「登録免許税の計算」のところです。こちらも法務局さんのページに例題も含めて詳しく解説されていますが、正直にいうと

おるすま内田
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例題を作ってくれていてもなかなか難しい。

というのが正直なところです。100円未満を切り捨てたり親切に書いてくれてるんですけど実際やると難しいものです。

固定資産税の評価額を基準に計算していくのであらかじめ売買する不動産の評価証明書を取っておく必要があります。

課税標準の資料として評価証明書も申請の時に提出を求められたと思います

法務局の相談窓口で事前に見てもらう

初めて自分で登記申請した時だけチェックしてもらいましたが、法務局に相談窓口がありますのでそういったところでわからないところは聞くこともできます。

普通は完全予約制で30分までとか決まっています。真っ白の書類を持っていっても仕方ないので自分でできるところまで完成させて、書き方がわからないところだけを聞くという方式で行った方がいいです。

おるすま内田
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法務局の方は正直「優しい」とは言い難い対応が多いですので、かなり自分で作り込んで最後これで良いのか見てもらうくらいの仕上がりで行かないと無料相談が無駄になりますので要注意です。

当然これも本人が行かないといけませんし、法務局の職員の方が代わりに作ってくれるはずもありませんのであくまで書類に不備がないか確認してもらうだけというものです。

実際に申請してみて。

事前にチェックしてもらうなどして書類が揃ったら申請に行きます。法務局に印紙購入窓口がありますので、自分で計算して出した登録免許税の金額分の印紙を購入し申請書に添付して書類一式を提出します。

引換券みたいなものを渡されて、何も連絡がなければこの日には完成してますので登記が終わった書類を取りにきてくださいと言われて終了します。

無料相談を受けていても完璧に添削してくれるというものでもありませんので、修正を求められたりします。

後日法務局さんから連絡があり、補正のためにもう一度この書類を持ってきてくださいという話になる可能性もあります。

個人的な感想ではこの補正の時に出てくる法務局の方は優しい人が多いという・・・なんであの窓口の人は怖いねやろというようなところはあります。

まとめ:所有権移転登記を自分でできるのか

  • 基本的には司法書士に依頼する
  • シンプルな所有権移転登記なら自分ですることも可能
  • 法務局のHPから申請書類をダウンロードし作っていく
  • シンプルな登記でも本人申請は大変

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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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