大手にするか中小にするか。不動産業者の本当の選び方

大手なのか中小なのか不動産業者選び 不動産売却の裏話

不動産売却をするときに大手不動産業者にするのか中小の不動産業者にするのか非常に悩ましい問題があります。

おるすま内田
おるすま内田

我々は中小の不動産業者なので「中小の方がいいです」と言いたい所ですが。。。

大手にもいい企業や良い営業マンもいるし中小にも良い企業や良い営業マンがいます。こういったところを大手・中小と分類してどっちが良いというのも無理があります。そういったところは前回の記事で解説しましたが

今回は大手と中小の不動産業者選びの現役不動産業者が見た本音のところを紹介していきます

大手にするか中小にするかは本当に難しい

大手なのか中小なのか不動産業者選び

大手不動産業者を選ぶのか中小の地元の街中にある不動産業者を選ぶのか自分の不動産を売却するにあたっての不動産業者選びは難しいものです。

売却物件の種類や特徴で不動産業者を選ぶ?

こう言った不動産業者の規模によって分類し不動産業者選びをするということでいうと、物件の種別や特徴によって大手なのか中小なのか決めるという考え方もありますが、そんな選び方をしてもほとんど関係はありません。

都会の人気のエリアの集客が見込めそうな物件は大手、郊外の物件は地元に詳しい中小企業がいいというようなことが、さも本当かのように書いてありますが、現在の広告はネット広告が主流で物件がどんなエリアにあっても大手も中小も同じような広告になります。営業力に関しても中小企業の多くの経営者が元大手のトップ営業マンです。営業手法や人脈にも大きな違いはありません。

大手にはこんなメリットがあります。みたいによく言いますが、実は中小も大体全員「大手経験者」なんで中小企業も同じような不動産売却手法が使えちゃうんです。

実際は売主の性格や考え方で決まる

実際不動産を売却される方が大手に依頼するのか中小に依頼するのかは、売主の性格や考え方で決まるケースが多いです。

例えば大卒で大手の上場企業に勤められて結婚し長年住んだ家を売却したい50代の方はどんな不動産業者に売却依頼をしたくなるかというと、どんな物件の種別や特徴であっても大手不動産業者に連絡する確率が高いと思います。

こういったものは大手志向というような考え方というところでもありますが、不動産売却に限らずこのような考え方で選択する人も多く、見ている限りはそのような「売主さんの感覚」で大手か中小か決まっています。

これは正しいと思います。私自身も大手志向の考え方があると思います。

おるすま内田
おるすま内田

私は選挙ですら、なんかわからんし自民党に入れとくか。というダメ国民です。

大手か中小かなんて考える必要がなく「売ってくれそうな不動産業者」を探すことに集中すべきですが

もし大手にするか中小にするか考えたいのであれば、自分の感覚で決めるだけという話になります。

大手志向は普通のことです。私自身も正直そうです。ですが、もしよければ我々のような中小の地元密着の無名の企業にも依頼していただければと思います。

専任か一般か。媒介契約の種類の方が重要な検討要素

大手か中小かというのはそれほど不動産売却においては重要な要素ではありません。先ほども言いましが企業規模に関わらず良い不動産屋を選ばないといけません。重要なのはそんな不動産業者選びと専任か一般かという媒介契約の種類の選択になります。

一般媒介は複数の不動産業者に依頼することができますが、その代わり各不動産業者のやる気は低くなります。逆に専任媒介は一つの不動産業者にしか依頼するできませんが、その不動産業者はコストをかけてリスクを冒して販売を成功に導こうと努力します。

おるすま内田
おるすま内田

個人的には専任推しです。やる気のない複数より全力の一社の方が話が早く進みます

ですが専任で一社を選んだその企業がハズレの会社で全然売却が進まないというところもあります。

不動産売却の業者選びというのは、①良い業者を選ぶためにググりまくる、②一般にするか専任にするかの2軸で考えるべき話です。大手であるとか中小であるとかは重要な要素ではありません。

業者選びに自信があれば専任でいいと思います。ネットで適当に検索していくと売却が強いところにあたる仕組みになっていると思うので、1時間くらいネットで業者選び考えた人は「専任」にしてみてください

大手と中小の本音の話

大手なのか中小なのか不動産業者選び

その他に現役不動産業者として不動産売却で大手にするの中小にするのかというところの本音話をしていきます。

そんなに悩むなら大手不動産業者でいいのでは?

もうこの一言で「悩むなら大手不動産業者にしたらいいやん」ということです。

有名ホテルと街の民宿は宿泊料金が違いますが、大手不動産業者と中小不動産業者で大きく料金が変わることはないです。(大手は手数料をまけてくれないとか中小は融通が効くというところはありますが)

大手には大手ならではの安心感というものがあります。それがどれほどの効果があるのか謎ではありますが、やはり大切な不動産を売却するにあたって気持ちだけでも安心感を持っておきたいのはわかります。

厳しい物件は大手に頼んでも結局は中小が売る

不動産売却において大手と中小を悩むという人もいますが、売れる物件はどこに頼んでも売れます。そして売れない物件は売れづらい物件は、全業者が協力して販売することになります

こういった状況でよくある話としては、やはりどんな物件であっても大手不動産業者に売却依頼する人が多いです。そして売るのが簡単な物件は大手不動産業者が自社で買主を見つけて両手仲介を成立させます。そして売るのが難しい物件は中小も含めた他の不動産業者が購入希望者を見つけてきます。

このような感じのことも起こっているので、大手とか中小とかのお話で言うと、どこに頼んでも同じような話ということもできます。

中小の問題は本当のハズレがあること

大手不動産業者というとどんなところをイメージするでしょうか。

おるすま内田
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私は駅前によくある財閥系の2社を想像します。

こういった誰もが聞いたことのある不動産業者に一般的な不動産の売却を依頼して、物凄くハズレの不動産業者に当たることはほとんどありません

ですが中小の地域密着の不動産業者の場合は、選び方によっては物凄くハズレの不動産業者もありえます。

特に高齢の方が経営されている土地屋さん的な地域密着の不動産業者は、広告手法などにおいて素人より知らない人がやっているところもあります。こういった中小の不動産業者に依頼する場合はハズレを引かないようにネット検索をしてみる必要があります。

大層なネット検索は要りません。お昼に行くラーメン屋を探す感覚で検索してもらったらハズレ不動産業者には当たりません

大手でも新人・ポンコツに当たると?

大手不動産業者を選ぶと安心と言いましたが、大手不動産業者にも気をつけないといけないポイントがあります。大手不動産業者の中にいる新人やポンコツ営業マンに当たるとトラブルを連発されてしまうということです

大手不動産業者は大所帯です。ですので仕事を分担してすることができるというメリットがある反面、できる営業マンの能力を最大化させるために、雑用係的な新人やポンコツ営業マンも雇っておく必要があります。

そして中古マンションの売却などの誰でもできそうな売却案件には初心者向けということで新人やポンコツ営業マンが当てられることも多いです。こういった要素で「ハズレ」を引いてしまう可能性も残っていますので大手を選んでも営業マンには注意が必要です。

まとめ:大手?中小?の不動産屋の本音

  • 大手か中小かは売主の性格や考え方で決まるケースが多い
  • 大手か中小かは全く重要な要素ではない
  • 業者選びをしっかりすることと専任か一般かを悩もう
  • 中小は会社としてのハズレ、大手はハズレ営業マンに注意

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おるすま内田
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この記事を書いた人
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内田 隆一

株式会社おるすま代表取締役
不動産営業歴13年の経験と実績で不動産売却から購入までフルサポート。
奈良生まれにも関わらず、事務所を木津川市に構え、自身も木津川市在住の木津愛溢れる不動産エージェント。
皆さんの不動産売却を全力で応援します!

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住所:京都府木津川市木津雲村111−1
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