不動産を売却するにあたって不動産業者に買取をしてもらう可能性があります。そんな時にやっぱり気になるのが買取価格です。
買取価格は市場で売られているよりは安くなってしまいます。
今回はそんな不動産買取の売却価格は相場の7割くらいになるの?について紹介していきたいと思います。
不動産買取の価格は相場の7割?
不動産買取の買取価格を検索すると、相場や市場価格の7割と書いてあったり、6割から8割と書いてあったりしますが、これってなんでそんなに安い金額になるの?というところになってきます。
そう考えると結構損をしますよね
不動産会社はリフォームをする
不動産会社は不動産買取をしてその不動産をコレクションで集めているわけでも、何かに使う予定があるわけでもありません。その物件をリフォーム・リノベーションしてそれを一般の方に再販売することを目的にしています。
ですので改良工事でお金がかかる予定でいるので、買取る金額は安くしてもらわないといけないということです。
不動産買取業者をはじめとして、我々のような仲介がメインで時々買取をしますというような不動産業者であれば、一般の方がするよりも安くで工事をすることができますが、それでも工事によっては多額の費用がかかる場合もあります。
そして再販売して利益も出さないとダメ
そしてリフォーム工事をした後には、再度販売する必要があります。
この例でいくと500万円儲かることになりますが、こんなに上手くいくわけではありませんが、こういった考え方で買取価格を出しているということです。
不動産買取で再販売をして儲ける買取業者のビジネスの基本は、一般の人よりも安い金額でその物件に付加価値をつけることができる専門的な知識というところになりますが、もう一つの儲かる要素としては「綺麗な物件は思っている以上に高く売れる」という不動産商品の特性があります。
買取業者やその時のその会社の状況によって変化
ということで、相場がこれくらいだからウチは○割で買取価格を出しているんで、というような計算で出しているわけではありませんので、不動産買取業者によっても買取価格と相場との乖離は違います。相場から考えるとかなり安く買取りする業者もいれば、相場に近い価格で買い取ってくれる業者もいます。
その物件に足りない工事が得意な業者に買取を依頼すると、その工事は割安に仕上げられるということで必然的に提示される買取価格は高くなります。
その他にも現役の不動産業者からすると、この要素が高額買取に繋がるという隠れた要素がありまして・・・
それがその不動産買取業者の買取や売上の状況です。
不動産買取業者は買い取る資金が必要です。銀行から融資を受けて買い取るにしても借入をするわけですから、それぞれの買取案件が何千万というお金を賭けた勝負です。
そうなってくると今月たくさん買取をしている場合には、これ以上賭けをするのは危険と感じる月もあれば、買取件数が少なくこのままでは売り物が無くなる恐れがあり、いつもなら乗らない賭けをしたくなる年度もあります。
そういった感じでリアルタイムでその買取業者の動向は変化していきますので、意外と時期が変わるだけで同じ物件・同じ不動産買取業者であっても提示してくる金額が違う可能性はあると思っていただければと思います。
そもそも相場をどう知るの問題
この「不動産買取の価格は相場価格の7割くらい」というような表現はよく聞きますが、そもそも相場価格がいくらくらいなのかわからないという問題はあります。
不動産は似た物件はあるものの、全く同じ物件というものはないのでこれくらいの価格で売れるというのはなかなか正確にわかるものではありません。
ですので買取価格を出してもらったときは、さまざまなサイトを見てみて自分の物件がどれくらいで売れるのかというのを判断し、その市場価格と買取価格を比較してみて検討する必要があります。
具体的な相場の考え方についてはこちらのページをご覧ください。
マンションの相場についてはこちらのページもご覧いただければと思います。
買取価格を少しでも高くするには?
不動産を買取してもらうときに、少しでも高く買取してもらうにはどうすれば良いのでしょうか。
複数の買取業者に依頼する
やはり複数の不動産買取業者に依頼するというのが一番です。
不動産買取をしてくれる不動産業者は資金のある不動産業者ということになりますので、少なくなりますが、複数社リストアップして価格査定してもらうことにより、買取価格の比較ができます。
さらにはどの業者も買取をしたいと思っているので、お互い買取価格を高く競い合うことになるので、高い買取価格を提示してもらえる可能性が高くなります。
場合によっては仲介業者も利用を
不動産買取は直接不動産業者に買い取ってもらうので仲介手数料がかからないというメリットがありますが、意外と仲介業者を利用して買取業者を探す人も多いです。
先ほどいったようにどの買取業者が最適なのかは正直その時のその会社の状況なども含めて業界の人間にしか分かりにくい部分も多いです。
さらには不動産業者に直接買取をしてもらうの、不動産業者と素人の売主の直接対決になり、情報量や経験に差が生まれ、一般の売主が騙されやすいスタイルの取引とも言えます。
そのため不動産仲介業者に依頼し複数の買取業者を紹介してもらうような形で買取業者を探すパターンも多いです。その場合仲介手数料はかかりますが、買取価格を不当に低い価格で抑えられてしまう心配もありません。
まとめ:不動産買取は相場の7割くらい?
- 不動産買取の買取価格は市場価格の7割くらい
- 買い取った後リフォームして再販売するのが普通
- 買取業者選びはかなり難しい
- 買取業者選びも仲介業者に依頼する場合も多い
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